パット復調で浮上 石川「バーディーを取るたび落ち着けた」

[ 2012年6月3日 14:27 ]

第3ラウンド、通算3アンダーで5位に上がった石川遼

USPGAツアー メモリアル・トーナメント第3日

(6月2日 米オハイオ州ダブリン ミュアフィールドビレッジゴルフクラブ=7352ヤード、パー72)
 強風の難しいコンディションの中、石川が71にまとめて首位と5打差の5位に浮上。「精神的にはバーディーを取るたびに落ち着けた」と振り返った。

 復調したパットが石川を押し上げた。3つスコアを落として迎えた11番(パー5)の第2打は、大きく右へ曲げクリークへ。ここで「次にベストを尽くすしかない」と切り替え、集中力のギアを一段上げた。4打目をピン1メートルに寄せ、パーをセーブしピンチを切り抜けた。

 これできっかけをつかんだ石川は12番から4メートル、7メートル、3メートルと難しいパットを次々と決めて3連続バーディー。さらに16番は上り下りする10メートルのバーディートライを沈めた。

 今季はグリーンで苦しんできた石川。復調の手応えを得て「以前は手首を使いすぎていたが、良くなった。最近は成績が悪くても、パットの調子は上がっていた」と納得の口ぶりだった。(共同)

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