添田組敗退…日本勢全滅も「収穫は大きいものがあった」 

[ 2012年6月3日 06:00 ]

男子ダブルス2回戦で敗退した添田(左)、盧組

全仏オープンテニス第7日

(6月2日 ローランギャロス)
 男子ダブルス2回戦で添田豪(空旅ドットコム)盧彦勲(ロ・ゲンクン)(台湾)組は、第3シードのミカエル・ロドラ(フランス)ネナド・ジモニッチ(セルビア)組に3―6、3―6で敗れた。今大会の日本勢は全て姿を消した。女子シングルス3回戦では10年覇者のフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)が、世界ランキング63位のバルバラ・レプチェンコ(米国)に敗れる波乱があった。2連覇を狙う李娜(中国)第4シードのペトラ・クビトバ(チェコ)は順当に16強に進んだ。

 添田と盧彦勲の急造ペアが、ダブルスを本職にする第3シードの強豪ペアを相手に見せ場をつくった。第1セットの第2ゲームはポイントの奪い合いとなったが、前衛の添田が要所でボレーを決めてキープ。3―3まで互角に渡り合った。

 第2セットに地力の違いを見せつけられストレート負けしたが、添田は「収穫は大きいものがあった」と満足げだった。次は芝コートのウィンブルドン。さらに出場権獲得が濃厚なロンドン五輪へ向けて「この一歩を、さらにもう一歩という気持ちでやっていきたい」と前向きに言った。

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2012年6月3日のニュース