笠りつ子 4位浮上!熊本コンビで上位3人韓国勢討つ

[ 2012年6月3日 06:00 ]

17番、ティーショットを放つ笠

女子ゴルフツアー リゾートトラスト・レディース第2日

(6月2日 長野県北佐久郡御代田町 グランディ軽井沢ゴルフクラブ=6506ヤード、パー72)
 笠りつ子(24=京セラドキュメントソリューションズ)がノーボギーの67で通算9アンダーの4位に浮上した。笠と同じ熊本出身の井芹美保子(27=フリー)も68とスコアを伸ばして同じく4位。全美貞(29=韓国)が通算11アンダーで首位に立ってトップ3を韓国勢が独占したが、“火の国コンビ”が外国勢5連勝の阻止に立ち向かう。
【第2R成績】

 「やらないかん!」。笠の言葉に力がこもった。賞金ランクでは上位7人のうち唯一の日本人(4位)として孤軍奮闘中。今大会も最終組を全て韓国勢が占めた中、なんとか逆転への望みをつないだ。

 同郷の先輩で、最終日にゲスト解説を務める古閑美保さんも来場して笠のプレーを数ホール見守った。先輩の厳しい視線に「かなり緊張しました」と言いつつも、安定したショットを武器に第1日終了時の暫定17位から大きく順位を上げた。

 今大会に限っては井芹という“援軍”もいる。年齢こそ笠が3つ下だが、同じ坂田塾の4期生で入塾した日も一緒。子供の頃によく練習ラウンドしたコースも同じで、先月も同期会を行ったばかりだ。

 上位は実績十分の韓国勢だが「最後の9ホールのスコアが大事。焦らずに自分のペースでやりたい」と火の国パワーを結集して逆転を狙う。

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2012年6月3日のニュース