トヨタ自動車１０連勝！２位のルネサスとデンソーも快勝

第４５回日本女子ソフトボールリーグ第５節

（6月2日）
　３会場で６試合が行われ、１０連勝の首位・トヨタ自動車を追うルネサスエレクトロニクス高崎とデンソーがともに快勝し２位をキープした。日立ソフトウェアの西山麗は戸田中央総合病院戦の５回に左中間二塁打を放ち、リーグ１１人目の２００安打を達成した。

　≪トヨタ自動車　坂元が先制打≫開幕から無傷の１０連勝。福田監督が「ベテランがよく頑張ってくれている」と評価したのは初回に左前適時打を放った坂元。開幕７試合で３安打だけだったが、前節の５安打で復調。先制打は自信を取り戻した証だった。「調子が悪くてもチームは勝ち続けていたので落ち込むことはなかった」と振り返った。昨季の新人王で本塁打王と打点王を獲得した長崎は・１１１と不調だが、長崎も復調してくればチームは無敵となる。

　≪ルネサスエレクトロニクス高崎　上野が今季初完封≫上野が中野と岩渕の適時打で挙げた３点を守り切り、今季９試合目の登板で初完封勝利。２安打９奪三振の投球内容にも「３、４年前までのようにゼロに抑えたい、三振を多く取りたい、という気持ちでは投げていない。チームが勝てたことで満足している」。来月に３０歳になる日本のエースは「打たせて取るというか、守っている若い選手とともに戦っていくというスタイルで投げていく」と誓った。

日立マクセル（３勝７敗）
　０００　１００　０─１
　１１１　０００　Ｘ─３
トヨタ自動車（１０勝）
　（日）西村、長尾―篠田、塩見
　（ト）山根、中村友―渡辺

ルネサスエレクトロニクス高崎（８勝２敗）
　０００　３００　０─３
　０００　０００　０─０
ホンダ（４勝６敗）
　（ル）上野―峰
　（ホ）金尾―武藤

デンソー（８勝２敗）
　０４０　０００　４─８
　０００　０００　０─０
シオノギ製薬（１勝９敗）
　（デ）テーラー、重藤、染谷―伊藤
　（シ）村上、松本、洞井―橋元

戸田中央総合病院（３勝７敗）
　０００　０００　０─０
　０２２　１３０　Ｘ─８
日立ソフトウェア（６勝４敗）
　（戸）李、田家―鶴沢、佐藤
　（日）山中、山口―真鍋

太陽誘電（６勝４敗）
　０００　０００　１─１
　０００　０００　０─０
豊田自動織機（５勝５敗）
　（太）森―佐藤
　（豊）ローリー―ウィリス

佐川急便（４勝６敗）
　０００　０００　４─４
　０００　０００　０─０
大鵬薬品（２勝８敗）
　（佐）スメサート―山科
　（大）江本―増井