男子十種競技の右代 前半4000点超えに「上出来」

[ 2012年6月3日 06:00 ]

男子十種競技の前半、4060点で2位につけた右代の砲丸投げ

 陸上のロンドン五輪代表選考会兼日本選手権混成競技第1日は2日、長野市営陸上競技場で行われ、男子の十種競技は3連覇を目指す右代啓祐(スズキ浜松AC)が前半5種目で自身の日本記録ペースを上回る4060点で2位につけた。400メートルなどで得点を稼いだ中村明彦(中京大)が4120点で首位に立った。女子の七種競技は2連覇を狙う桐山智衣(中京大)が3176点でトップになり、日本記録保持者の中田有紀(日本保育サービス)は3028点で5位と出遅れた。

 十種競技の前半で目標に掲げた4000点を超えた右代は「上出来です。後半につながる」と手応えを強調した。走り幅跳びで7メートル45の自己新をマークし「自分でも正直驚いた」と派手なガッツポーズ。走り高跳びと400メートルで「もっと上の記録を狙っていた」と少し不満を残したが、後半に得意種目のやり投げ、円盤投げを残す。2日間の目標は、自身の日本記録8073点を上回る五輪参加標準記録Aの8200点。「5種目全て自己記録を狙っていく」と意気込んだ。

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2012年6月3日のニュース