B・ワトソン、メジャー初V!下部ツアーから叩き上げ

[ 2012年4月10日 06:00 ]

優勝を果たしたB・ワトソンはグリーンジャケットに袖を通す。左は前年優勝のシュワーツェル

マスターズ最終日

(4月8日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 バッバ・ワトソン(33=米国)が通算10アンダーで並んだルイ・ウェストヘーゼン(29=南アフリカ)とのプレーオフを2ホール目で制しメジャー初優勝。大会史上3人目のレフティー優勝者は喜びの涙を流した。

 プレーオフ2ホール目の10番グリーン。母モリーさんと抱き合ったワトソンは男泣きした。「どうにかプレーオフに進み、その後はあまり覚えていないんだ」。

 ミラクルショットでピンチを切り抜けた。プレーオフの10番。第1打を右林の奥に曲げ、第2打は木が邪魔でピンを真っすぐに狙えない。だが、左利きのワトソンは「キャディーと“まだ、どんなことも起き得る”と話し合っていた」と諦めていなかった。残り164ヤードをAWで「40ヤードぐらいフックさせ」3メートルに寄せ、パーをセーブして見事に優勝を手にした。

 今季米ツアーでの1Wの平均飛距離は317ヤードでランク1位の飛ばし屋だが、プロ転向後は3年間下部ツアーで下積み生活を送った。下部から叩き上げのマスターズ覇者は07年のZ・ジョンソン以来、2人目。アメリカンドリームを実現した。

 慈善活動のPRも兼ね1月から1Wをピンクに染めた。10年に父をがんで亡くし、300ヤード超えのショットのたびに300ドルをがん撲滅基金に寄付。東日本大震災の時にも5万ドル(約405万円)を寄付した。3月末に生後1カ月のカレブ君を養子に迎えたばかり。「早く家に帰って妻(アンジーさん)と息子に報告したい。おむつも替えてあげなくちゃ」と報道陣を笑わせていた。

 ◆バッバ・ワトソン(本名ジェリー・ワトソン)1978年11月5日、米フロリダ州バグダド出身の33歳。父の影響でゴルフを始め、ジョージア大を出て24歳でプロ転向。06年に米ツアーに参戦した。10年にトラベラーズ選手権で初優勝し、昨年まで同ツアーで3勝。バッバは米国では体の大きな長男につけられる愛称。左打ち。1メートル92、82キロ。妻・アンジーさんは元プロバスケットボール選手。

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