北島、2冠で6000万円!超ニンジン作戦で金量産だ

[ 2012年4月10日 06:00 ]

高額の協賛社賞が発表され思わずニンマリする!?北島

 日本水泳連盟は9日、競泳のロンドン五輪代表選手27人を発表。オフィシャルパートナーのGMOクリック証券から金メダル1個獲得につき、選手に3000万円(リレーの場合は4分割)の協賛社賞が贈られることが決まった。銀メダルなら300万円、銅メダルなら100万円の大盤振る舞いで、男子平泳ぎで3大会連続2冠を狙う北島康介(29=日本コカ・コーラ)はメドレーリレーと合わせて最大6750万円のボーナスを手に入れることが可能。競泳ニッポンは超高額の“ニンジン作戦”で金メダル量産を狙う。

 景気の悪いこのご時世で、超太っ腹のビッグボーナスだ。業績好調のGMOクリック証券は昨年の世界選手権でも金メダリストに300万円の強化費支給を約束したが、五輪では一気に10倍の3000万円に増額した。過去にも個人のスポンサー企業が数千万円のボーナスを出したり、自転車競技でプロの競輪選手の給与補償の意味を含めて高額のボーナスが出たケースはある。だが、特殊な事情のある自転車以外で、全選手を対象にこれだけ高額のボーナスが用意されるのは、日本オリンピック委員会(JOC)関係者も「過去に聞いたことがない」という。

 選手もやる気が出ないわけがない。「チャンスがある限り挑戦したい」と前人未到の3大会連続2冠を狙う北島は「大変うれしいし、ありがたいことだと思う」と喜んだ。北京五輪男子200メートルバタフライで銅メダルを獲得した後、一時スポンサー企業が見つからず金銭面で苦労した経験のある松田丈志(コスモス薬品)は「必死に狙いたいと思います」と目の色を変えた。既に3000万円を元手にして、将来、地元の宮崎県延岡市にスイミングクラブをつくる夢まで語るほどだ。

 北島の場合、平泳ぎの100メートルと200メートルの2個の金、メドレーリレーの銅を獲得した北京五輪の実績に当てはめれば、6025万円の収入になる。ロンドン五輪で3つの金メダルを獲得すれば、6750万円。その他にJOCが金メダル1個につき300万円を出す。3つの金メダルで総額7650万円まで膨らむ計算だ。

 この日、代表27選手を発表した競泳日本チームは「センターポールに日の丸を」を合言葉に金メダルを含む8個のメダル獲得を目標に掲げた。金メダルだけに突出して高いボーナスを設定したのは、金メダルに懸ける思いの表れ。3000万円ボーナスが金メダル量産の起爆剤となれば、案外、お安い投資かもしれない。

 ◆五輪報奨金アラカルト

 ☆卓球 北京ではシングルスで金1000万円、銀400万円、銅200万円、団体戦で金400万円、銀100万円、銅40万円に設定。過去に五輪のメダル獲得者はいない。

 ☆テニス ロンドン五輪ではシングルスで金800万円、銀400万円、銅200万円。ダブルスは同額を2人で割る。五輪競技に復帰した88年ソウル以降、メダル獲得者はいない。

 ☆自転車 複数の関係団体から報奨金が出る。競輪選手会は金3000万円、銀2000万円、銅1000万円。96年アトランタで銅メダルを獲得した十文字貴信は総額5000万円以上、08年北京銅の永井清史は総額3200万円だった。

 ☆柔道 毎回メダルを量産するが、報奨金はない。

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