松山、悔し泣き54位 来季切符もベストアマも逃す

[ 2012年4月10日 06:00 ]

最終日、ホールアウトした松山は目に涙をため、悔しそうに記者の質問に答える

マスターズ最終日

(4月8日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 オーガスタの洗礼を受けた。27位からスタートした松山英樹(20=東北福祉大3年)は80の大叩きで通算9オーバーの54位。来年の出場権が得られる16位以内も2年連続ベストアマも逃し、ふがいないゴルフに悔し泣きした。

 仏頂面の裏に押し込めていた悔しさがついに隠しきれなくなった。まさかの大失速で54位。テレビのインタビューを終え、日本の報道陣に囲まれると、松山の瞳からせきを切ったように涙がこぼれた。クラブハウスに一度引き揚げると、約5分ほど気持ちを落ち着けてから姿を見せた。「自信を持っていたパッティングでああいう感じになった。ふがいなかった」と苦しかった1日を振り返った。

 前日の終盤から感じ始めていたストロークの違和感が、この日の1番で1・5メートルのパーパットを外して噴き出した。「去年のツアー終盤3試合でもあったこと。オーガスタに来るまで直っていたのに、それがここで出たのが悔しかった」

 パットの不安はショットやアプローチにも伝染し前半は42。もはや16位以内は絶望的となり、後半も一向に立て直しが利かなかった。最終18番は15メートルのバーディーパットをねじ込めばベストアマとなれたが、これを外し、下りのパーパットは勢いよく加速しカップを飛び越えていった。

 「これだけ打てば、またここに戻ってきたい気持ちも強くなる。まずは来年出場するための権利を取得しないといけない。それに向けて日頃から練習していきたい」

 今週はクラブハウスで売っているグレープジュースとジンジャーエールを混ぜ合わせた「トランスフュージョン」を毎日飲んでいた。お気に入りのドリンクの、今週最後の一杯を飲み干すと「こんなにまずいトランスフュージョンは初めてだ!」と笑顔を見せた。オーガスタで味わった苦い味。次にこの舞台に立つまでは忘れられない。

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