台北で日台交流試合 釜石のラグビー少年を招待

[ 2012年3月24日 19:35 ]

 台湾在住日本人のラグビー同好会が、東日本大震災で被災した岩手県釜石市のラグビー少年らを励まそうと台湾に招き、日台のラグビー少年による交流試合が24日、台北市内で行われた。

 同好会が招いたのは新日鉄釜石ラグビー部を前身とするクラブチーム「釜石シーウェイブス」のジュニアチームの小学生15人。台湾のラグビー協会などの後援も得て、日本円換算で約300万円の寄付を集め、旅費を負担した。

 釜石ではまだ練習グラウンドの確保にも苦労する状況だが、少年らは休みを返上して練習してきたという。台湾の小学生チームとの試合は、15―25で負けたが、監督の及川勝加さんは「海外は初めての子も多く、この試合を目標に、いつもより練習して子どもたちは成長した。釜石の復興は、彼らが将来担うことになるが、今回の経験が役立つと思う」と話していた。(共同)

続きを表示

2012年3月24日のニュース