鶴竜33勝到達!大関確実に 1敗守り初Vへあと1勝

[ 2012年3月24日 19:01 ]

鶴竜が下手投げで琴欧洲を破る

 大相撲春場所14日目は24日、大阪府立体育会館で行われ、関脇鶴竜は大関琴欧洲を右下手投げで破って13勝目を挙げ、大関昇進の目安とされる3場所合計33勝に到達し、場所後の昇進が確実になった。1敗は単独トップで、千秋楽で平幕豪栄道に勝てば初優勝が決まる。

 横綱白鵬は大関日馬富士をはたき込みで退け、ただ一人2敗を守った。稀勢の里は把瑠都との大関対決を制して9勝5敗とした。把瑠都と日馬富士は4敗目。大関琴奨菊は阿覧に寄り切られ、琴欧洲とともに6敗目。

 十両は3敗の皇風が単独首位で、千代大龍と大岩戸が4敗で追う。

 ▼鶴竜の話 (大関昇進確実に)まだそんな実感はない。親方(井筒=元関脇逆鉾)には今までいっぱい怒られ、いっぱい注意されたが、それがよかった。本当に感謝している。最後まで精いっぱい、いい相撲を取る。

 ▼北の湖理事長(元横綱)の話 鶴竜は白鵬に2場所続けて勝っているし、内容はいい。ここ数場所、まわしを取ったら強いし、安定感がある。関脇を(5場所)続けているということは地力がついているということだ。

 ▼朝日山審判部副部長(元大関大受)の話 (鶴竜の大関昇進について)重視するのはここ数場所の成績。明日(千秋楽)は昇進の話し合いがあるでしょうが、反対する理由がない。内容も立派だと思う。

続きを表示

2012年3月24日のニュース