桂治第１シード　代表争いは高橋、上川と

　ロンドン五輪の柔道男女最重量級代表選考会を兼ねた全日本女子選手権（来月１５日、横浜文化体育館）と全日本選手権（来月２９日、日本武道館）の組み合わせ抽選が２３日、都内で行われた。

　男子の全日本選手権は昨年優勝の鈴木桂治（３１＝国士舘大教）が第１シードで、順当なら準決勝で１０年Ｖの高橋和彦（２７＝新日鉄）と激突。上川大樹（２２＝明大）は史上最多１４度目出場の棟田康幸（３１＝警視庁）と準決勝で対戦する可能性が高い。五輪出場権を獲得できる世界ランク２２位以内の１００キロ超級の選手は鈴木、高橋、上川の３人だけ。８４年ロサンゼルス大会以降、五輪イヤーに今大会を制した選手は五輪代表となっており、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「優勝者が（代表争いを）大きくリードする」と話した。