初の屈辱…石川遼3年連続同一コース大会で予選落ち

[ 2012年3月18日 06:00 ]

最後まで調子に乗れず予選落ちした石川遼

USPGAツアー トランジションズ選手権第2日

(3月16日 米フロリダ州パームハーバー イニスブルックリゾート&GCコパーヘッドC=7340ヤード、パー71)
 石川遼(20=パナソニック)は3バーディー、4ボギーの72とスコアを落とし、通算3オーバーの107位で予選落ちとなった。日本プロで08年から3年連続の予選落ちはあるが、同一コース開催の大会では初めての屈辱を味わった。次戦はマスターズ前の最後の実戦となるアーノルド・パーマー招待(22日開幕、米フロリダ州)に臨む。

 前週の優勝争いから一転、唇をかみたくなるような結果が待っていた。初日に比べてショットは復調気配を漂わせた石川だが、それがスコアに結びつくことはなかった。

 「コースとの相性、グリーンのタッチが合わなかった。アイアンの距離感が3~4ヤード、パットのタッチが0・5割くらい打てていなかった」。4番パー3では「完璧」と思ったショットがグリーンに届かず、6番では反対にピンを5メートルオーバーした。グリーン上でも感覚のズレを修正できず、バーディーパットがことごとくショートした。

 3年連続の予選落ちは日本プロで経験済みだが、これは毎年コースの違う大会。同一コースでの3年連続予選落ちは初の屈辱。「相性」という言葉を使いたくなるのも無理はなかった。「そんなに落ち込んだり、絶望的になる悪いプレーじゃなかったと思っている。きょうみたいなラウンドを続けていけば、いつかいい結果は出る」。その言葉が単なる強がりかどうかは、次週のアーノルド・パーマー招待で試される。

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2012年3月18日のニュース