W宮里2位浮上 藍「凄く刺激になるし頑張れる」

[ 2012年3月18日 06:00 ]

第2ラウンド、9番でギャラリーの声援に応える宮里藍

USLPGAツアー RRドネリー・ファウンダーズ・カップ第2日

(3月16日 米アリゾナ州フェニックス・ワイルドファイアGC=6568ヤード、パー72)
 2人の宮里が1打差の2位に浮上した。21位から出た宮里美香(22=NTTぷらら)はボギーなしの5バーディーで67、9位から出た宮里藍(26=サントリー)は5バーディー、1ボギーの68をマークし、そろって通算8アンダー、136と優勝争いに名乗りを上げた。上田桃子(25=フリー)は通算4アンダーで29位、金子絢香(22=フリー)は通算イーブンパーの68位で予選を通過した。ヤニ・ツェン(23=台湾)が通算9アンダー、135で首位を守った。

 日本のエース、宮里は同じく2位に並んだ宮里美、29位ながら首位と5打差にまでスコアを伸ばした上田の躍進を自分のことのように喜んだ。「凄く刺激になるし、頑張れるという気分になれる。まだ2日あるけど、このまま3人とも上位にいていい週末を迎えられたらいい」と日本勢同士での優勝争いに期待した。

 第1打を右に大きく曲げた8番こそボギーを叩いたが、それ以外は危なげない内容でスコアを伸ばした。午前スタートで時間の経過とともにグリーンが乾いてきた。15番で4メートル、16番では8メートルの長いバーディーパットをねじ込むなどパッティングが安定。「良いイメージでストロークができていた。いいポジションにいるし、68には満足」と納得の表情を見せた。

 上位は3打差に18人がひしめく混戦模様。米ツアー7勝を誇る宮里は「一つ一つバーディーを取っていきたい」と気負うことなく残り36ホールを見据えた。

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2012年3月18日のニュース