ピストリウス五輪標準突破 両脚義足の短距離ランナー

[ 2012年3月18日 16:14 ]

 昨夏の陸上世界選手権に出場した両脚が義足の男子短距離ランナー、オスカー・ピストリウス(25)=南アフリカ=が17日、同国プレトリアでの大会で今季初めて400メートルを走り、五輪参加標準記録A(45秒30)を上回る45秒20で優勝した。南ア陸連などの規定でロンドン五輪代表になるには、国際大会でもう一度参加標準記録を切る必要がある。

 昨年も45秒07をマークしているが「五輪の標準記録を上回って本当に興奮している。この瞬間に全てを懸けてきた」と喜んだ。

 同選手は2008年の北京五輪出場を目指したが、参加標準記録を突破できず、北京パラリンピックで短距離3冠を達成した。(AP=共同)

続きを表示

2012年3月18日のニュース