新弟子検査の基準緩和へ…受検者減少で決断

[ 2012年3月18日 17:33 ]

 日本相撲協会は18日、大阪府立体育会館で理事会を開き、角界への門戸を広げるため、新弟子検査の体格基準を緩和し、身長167センチ以上、体重67キロ以上に変更することを決めた。春場所前の検査では、中学卒業見込みの受検希望者に限って165センチを基準とする。4月27日に実施する夏場所前の検査から適用する。

 第1検査(173センチ、75キロ以上)と、体の小さな入門希望者が対象の第2検査(167センチ、67キロ以上)の区別をなくし、第2検査で行った運動能力テストを廃止した。

 ことしの春場所の新弟子検査合格者は34人。「就職場所」と呼ばれる春場所に限ると、義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降で最少となった。八百長問題などの影響もあって新弟子不足が続いている。

 八角広報部長(元横綱北勝海)は「新弟子をたくさん入れなければならない。(理事会で)この世界に入って体力をつければいいという意見もあった」と話した。

続きを表示

2012年3月18日のニュース