「王者のテニスを見せた」修造氏、愛弟子8強は“当然”

[ 2012年1月24日 06:00 ]

男子シングルス4回戦でリターンする錦織圭

全豪オープンテニス第9日

(1月24日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 錦織圭が小5の時に、主宰するジュニアキャンプ「修造チャレンジ」に招集し、その才能を見いだした松岡修造氏(44)は愛弟子が自身の4大大会最高位に並んだことを「喜びはゼロです。彼が目指しているのは4大大会の優勝。僕と比べる選手ではない」と当然の結果と受け止めた。

 ツォンガとの一戦は「勝ち方がよかった。世界中が錦織圭が世界のトップ選手であることを認めた瞬間だという気がします」と評価する。中盤以降なりふり構わず挑んでくるツォンガに対し、冷静に得意のストローク戦で相手のミスを誘い、自分のペースに持ち込んだことを「技術、体力、メンタル全てで上回っていた。王者のテニスを見せた」と称えた。

 以前は体力不足の問題を抱え、昨年も7月に右肩を痛めて1カ月ほど実戦を離れた。だが、ケガをしない体力づくりに成功し「しぶとくプレーできている。きょうは体力勝ちかもしれない」と体力面の向上も認めた。「圭は(正確なショットなどの技術力を武器に)あまりエネルギーを使わないでプレーできる良さもあるが、さらに体力がついてくれば、体力が求められる試合で強打を打てるようになる」と今後の“伸びしろ”にも太鼓判を押す。

 準々決勝のマリー戦にはさらなる期待と注目が集まる。「最も当たりたくない相手。今まではじっくり待って、カウンターができたが、それが通用しない。前に詰めてネットプレーで点を取ることが必要だ」と攻略のポイントを挙げた。

 ▽95年ウィンブルドン 世界ランク108位だった松岡は、1回戦で同28位のカレル・ノバチェク(チェコ)をフルセットで撃破。2回戦でマーク・ノールズ(バハマ)、3回戦でハビエル・フラナ(アルゼンチン)を退け、4回戦では同119位のマイケル・ジョイス(米国)にストレート勝ちして8強入り。日本男子として1933年の佐藤次郎以来62年ぶり5人目の快挙となった。続く準々決勝ではピート・サンプラス(米国)に1―3で敗れた。

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