樋口紀子 繰り上げV 薬物違反で東京マラソン優勝取り消し

[ 2012年1月24日 17:44 ]

 東京マラソンを主催する東京マラソン財団は24日、ドーピング検査で昨年の女子の部を制したタチアナ・アリャソワ(32)=ロシア=から禁止薬物のヒドロキシエチルデンプン(HES)が検出されたとして、国際陸連が優勝を取り消したと発表した。同財団は2位の樋口紀子(26)=ワコール=を優勝とするなど、順位を繰り上げた。

 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)によると、HESは持久力を高める血液ドーピングを隠すために用いられる。国内の大会で検出されたのは初めてという。海外では自転車のロードレースの選手などに違反が見つかるケースが多い。

 国際陸連はアリャソワを2011年4月29日から2年間の資格停止処分とし、東京マラソンが開催された11年2月27日以降のアリャソワの記録を無効とした。

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2012年1月24日のニュース