元朝青龍が九州場所観戦 支度部屋へも立ち入る

[ 2011年11月21日 20:10 ]

観客席で笑顔を見せる元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏

 大相撲の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(31)が21日、福岡国際センターで行われた九州場所9日目に来場した。同氏の本場所観戦は、暴行問題の責任を取る形となった昨年2月の引退後初めて。

 ダグワドルジ氏は幕内後半の北太樹―琴奨菊から土俵近くのます席に座った。気付いた観客から「朝青龍!」と声を掛けられると、笑顔で手を振る一幕もあった。同氏は「お客さん(の少なさ)が寂しいな。自分も相撲から出たので、頑張ってほしい」と、角界にエールを送った。

 ただ、観戦前に西支度部屋へ入り、出番前だった同じモンゴル出身の大関日馬富士と談笑したことには非難が起こった。日本相撲協会は八百長問題を受け、支度部屋への部外者の出入り規制を強化している。

 放駒理事長(元大関魁傑)は「ずっとこの世界にいた者だけど、決まりになっているので、止めなければいけない。ちゃんと言っておく」と話し、ダグワドルジ氏の入室時に支度部屋前で監視に当たっていた岩友監察委員(元幕内栃勇)に注意を与える意向を示した。

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2011年11月21日のニュース