尾崎、優勝逃し涙 次の五輪選考レースは「考えてない」

[ 2011年11月21日 06:00 ]

優勝を逃した第一生命・尾崎は山下監督に付き添われてコースを後にする 

横浜国際女子マラソン

(11月20日 横浜市・山下公園発着42・195キロ)
 40キロすぎにこん身のスパートを仕掛けた尾崎に、エネルギーは残っていなかった。

 テープを切る木崎を見届けると、歩くようにゴール。「ここで五輪を決められなかったのは残念だけど、五輪が全てではないと思う」と言うと、こらえていた涙がこぼれ落ちた。

 来年3月の名古屋ウィメンズでの“追試”は「世界選手権、横浜と走って、また(選考レースを)走るんかいと思われる。考えてない」と白紙を強調したが、このままではロンドンは絶望的。09年世界選手権で銀メダルを獲得した30歳の夢は、ここで消えるのか。決断までの猶予は短い。

続きを表示

2011年11月21日のニュース