一流ランナーのDNA受け継いだ木崎 強かった「両親をロンドンへ」の思い

[ 2011年11月21日 09:19 ]

41キロすぎ、ラストスパートで尾崎好美(右)を引き離す木崎良子

横浜国際女子マラソン

(11月20日 横浜市・山下公園発着42・195キロ)
 執念の走りで夢舞台へ名乗りを上げた。12年ロンドン五輪の国内選考会第1弾で、木崎良子(26=ダイハツ)が2時間26分32秒の自己ベストをマークして優勝した。

 父・和夫さん(57)は順大で箱根駅伝に4年連続で出場。一流ランナーのDNAを受け継いだ木崎は物心ついた時から京都府内の実家周辺のアップダウンのきついコースを駆けていた。

 京都・山田小入学前、年齢をごまかし小学1年生の1・5キロのレースに出場し3位に入り周囲を驚かせた逸話も。母・安子さん(53)も中学時代は陸上選手。「両親をロンドンに連れて行きたいって思いを忘れずに走りました」。どんな大会でも声援を送る家族への恩返しを誓っていた。

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