佳純、準決勝で愛と対決!「若さで勝負したい」

[ 2011年7月10日 06:00 ]

女子ダブルス準決勝で、ポイントを奪ってガッツポーズを決める福原愛(右)と石川佳純

 卓球の荻村杯ジャパン・オープン第3日は9日、神戸総合運動公園体育館で行われ、女子シングルスの石川佳純(18=全農)は2回戦で香港選手を、準々決勝で韓国選手を下してベスト4入りした。福原愛(22=ANA)も勝ち上がり、2人は10日の準決勝で対戦する。同ダブルスの福原、石川組は準決勝でシンガポールのペアに2―4で敗れた。男子シングルスは水谷隼(22=明大)と高木和卓(22=東京アート)が勝ち上がり、2人は準決勝で対戦する。

 石川は格下の韓国選手との準々決勝で、出だしの2ゲームを落とした。空調が気になり、高く投げ上げて放つサーブが打てず、単調になった。だが、冷房を止めてもらった第3ゲームから本来のプレーを取り戻し、4ゲームを連取して逆転勝ち。「立て直すことができた」と笑顔で声援に応えた。準決勝では同じロンドン五輪代表で4歳年上の福原と対戦する。今年は2度対戦し、1勝1敗と実力は互角。3度目の対決に向け「技術よりも勢いで、若さで勝負したい」と宣言した。

 <愛、4強入りも表情険しく…>女子シングルスで4強入りしたものの、福原の表情は険しかった。2回戦では韓国選手を、準々決勝では台湾選手を相手に簡単なミスが目立った。「実のない試合をしてしまった。たまたま勝てただけ」と反省ばかりが出た。石川と対決する準決勝への意気込みを聞かれ「勝ち負けも大事だけど、納得のいくプレーをしたい」と内容にこだわる姿勢を見せた。

 

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2011年7月10日のニュース