文科省バッサリ「守るべきは大相撲、協会ではない」

[ 2011年7月10日 06:00 ]

名古屋場所 10日に初日

(愛知県体育館)
 神妙な表情で土俵祭りに出席した放駒理事長(元大関・魁傑)は「再生の場所。(協会員が)それぞれの役割を果たさなければならない」と心境を述べた。

 相撲協会は八百長問題を収束させ、半年ぶりの正常開催にこぎつけたが、安穏とはしていられない。10日には高木文科相が名古屋場所を視察。同省の芦立訓競技スポーツ課長も「今の状況でもう一度不祥事が起これば、相撲協会という組織は崩壊するだろう。われわれが守るべきは大相撲という伝統文化で、必ずしも相撲協会ではない」と突き放した。07年以降、負の連鎖は続いており、今こそ協会員が自覚を持たなければ、角界にあすはない。

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2011年7月10日のニュース