新ルール追い風!伊藤、自己ベストで今季初勝利

[ 2011年7月10日 06:00 ]

男子個人決勝、2年ぶり2度目の優勝を果たした伊藤正樹

 トランポリンのW杯川崎大会最終日は9日、川崎市とどろきアリーナで行われ、男子個人決勝で、全日本選手権3連覇中の伊藤正樹(22=金沢学院大ク)が59・900点で、09年ブルガリア大会以来の通算2勝目をマークした。北京五輪4位の外村哲也(26=JPT)が59・385点で2位。女子個人決勝は岸彩乃(18=金沢学院大ク)が5位、山田紗菜(18=早大)が7位だった。

 強豪中国勢が欠場した中、伊藤が59・900点の自己ベストで3戦連続の表彰台となる今季初勝利を挙げた。今季から滞空時間を得点換算する時間点が導入され、高さを武器とする伊藤は全体トップの時間点17・900点をマーク。「中国に手が届く点を出せて、励みになる。(新ルールは)追い風になっている」と喜んだ。北京五輪出場を逃したが、その後急成長。日本代表の山本宜史監督は「真の日本のエースになった」と称えた。

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2011年7月10日のニュース