決勝はVS藤本 遼の先輩・桜井“狙っていく”

[ 2011年7月9日 06:00 ]

決勝戦に進出した桜井

日本アマチュアゴルフ選手権第4日

(7月8日 愛知・三好CC西コース=7230ヤード、パー72)
 マッチプレーによる準々決勝と準決勝が行われ、昨年の学生王者・桜井勝之(20=明大2年)と藤本佳則(21=東北福祉大4年)が決勝に進んだ。準決勝で桜井は、古田幸希(19=東北福祉大1年)に2アンド1で勝利した。36ホールで争う決勝で03年の甲斐慎太郎以来、史上11人目の日本学生&日本アマのW制覇を狙う。18ホールで争う3位決定戦は藤本に敗れた浅地洋佑(18=杉並学院3年)と古田が対戦する。

 桜井の準決勝の相手は、マスターズでベストアマに輝いた松山を破って勝ち上がってきた古田。桜井は「勢いのある相手なのでどんどん取ろうと思った」と6番までで4アップとした。15番では1アップに迫られ焦りも出たが、17番でバーディーを奪って決着をつけた。杉並学院では石川遼の1学年先輩。「単位が取れなかった」と2年生をやり直している昨年の日本学生選手権覇者は「タイトルを取ってから、日本アマは狙っていく大会だと思っている」と優勝を見据えた。

 <藤本“因縁対決”楽しく>昨年の日本オープンで13位となるなど実力には定評のある藤本が、15番から3連続バーディーを奪い、2アンド1で高校生の浅地を破った。特に17番は12ヤードのチップインバーディーで勝負を決めた。決勝は“因縁”の桜井と対戦。昨年の日本学生は最終日に同組で回り、5打差を逆転されて2位に終わっている。「縁がありそうですね。36ホールを楽しく回りたい」と雪辱へ静かに闘志を燃やした。

 ◇第4日成績
 ▽準々決勝(18ホール)
古田 幸希 4&3 比嘉 一貴
桜井 勝之 4&3 石徳 俊樹
藤本 佳則 2&1 洪 健 堯
浅地 洋佑 5&4 伊藤 誠道
 ▽準決勝(18ホール)
桜井 勝之 2&1 古田 幸希
藤本 佳則 2&1 浅地 洋佑

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2011年7月9日のニュース