学生王者・桜井が日本アマ初優勝!今度はプロ挑戦へ

[ 2011年7月9日 16:37 ]

日本アマチュア選手権で初優勝し、カップを手に笑顔の桜井勝之

 ゴルフの日本アマチュア選手権最終日は9日、愛知県の三好CC(7230ヤード、パー72)で36ホールのマッチプレーによる決勝を行い、昨年の日本学生選手権覇者で明大2年の桜井勝之が、東北福祉大4年の藤本佳則に1アップで競り勝ち、初優勝した。日本アマ、日本学生の2冠は、2003年に両大会を制した甲斐慎太郎以来で11人目。桜井は、一時3アップのリードを許したが、27ホール目に逆転。33ホール目に追い付かれたものの、次のホールで再びリードして逃げ切った。3位決定戦(18ホール)は東京・杉並学院高3年の浅地洋佑(鷹)が、東北福祉大1年の古田幸希(十和田国際)を破った。

 桜井の1アップで迎えた36ホール目の18番で、藤本のバーディーパットがカップに蹴られ、桜井が危なげなくパーをセーブ。長丁場の接戦に決着がつくと、それまでの笑顔を一変させ、両手で顔を覆って涙を見せた。

 黙々とプレーする藤本に対し、桜井は終始リラックスした様子だった。だが、「今までにない緊張を感じ、最後は手が震えました。記憶もほとんどありません」と、さわやかな笑顔で打ち明けた。

 東京・杉並学院高出身で、石川遼の1年先輩に当たる。昨年の日本学生選手権でも競り勝った相手を、再びはね返して2冠に輝き「アマとしてやることはやり終えた感じ」と話した。来年の国内プロツアー出場を目指し、ことしのツアー予選会(QT)を受験する意向だ。

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2011年7月9日のニュース