男子・菊地&女子・早川 初の五輪切符獲得

[ 2011年7月9日 06:00 ]

アーチェリーの世界選手権で五輪出場枠を獲得した菊地栄樹(左)と早川漣

 ロンドン五輪予選を兼ねたアーチェリーの世界選手権第5日は8日、トリノで行われ、個人の男子で菊地栄樹(25=デオデオ)、女子の早川漣(23=長崎・佐世保商高職)が五輪出場枠を獲得し、ともに初の五輪代表に決まった。

 菊地は3回戦でモンゴル選手に敗れたが、2枠を争う五輪出場枠決定戦で上位2人に入った。予選5位で3回戦から登場した早川漣は、ウクライナ選手に競り勝って16強入りし、4回戦でグルジア選手に屈したものの、団体で出場枠を獲得した国・地域以外の上位8人に入った。今大会の団体で男女とも五輪出場枠を逃した日本は、来年6月のW杯で団体の出場枠を目指す。菊地と早川漣はW杯のメンバーに入る。

 ▼菊地栄樹 (五輪出場枠決定戦は)よく当てられたと思う。五輪は1カ月前に夢から目標になった。それを達成できた。(五輪での)可能性を大きくするため、これから頑張りたい。

 ▼早川漣 練習ではちょっと不安だった。とにかく自信を持ってやろうと思った。五輪は夢だった。でも(団体で出場枠を取れなかったので)複雑な気持ちもある。

 ◆菊地 栄樹(きくち・ひでき)09年世界選手権団体3位。広州アジア大会代表。近大出、デオデオ。25歳。広島県出身。

 ◆早川 漣(はやかわ・れん)09年に日本国籍取得。10年全日本選手権優勝。日体大出、長崎・佐世保商高職。23歳。韓国・全州出身。

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2011年7月9日のニュース