ボルト 優勝も本調子遠く「2、3レース必要」

[ 2011年6月2日 06:00 ]

陸上のゴールデンスパイク男子100メートルで優勝したウサイン・ボルト(左)

 陸上のゴールデンスパイクは31日、チェコのオストラバで行われ、男子100メートルは9秒58の世界記録を持つウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒91で優勝した。女子100メートルはベロニカ・キャンベル・ブラウン(ジャマイカ)が今季世界最高の10秒76で制した。男子400メートル障害ではL・J・バンジル(南アフリカ)が47秒66で快勝し、同やり投げはマティアス・デツォルド(ドイツ)が85メートル78で勝った。

 今季2戦目のボルトはまたもスタートで出遅れた。後半は持ち味の大きなストライドで先行したマリングス(ジャマイカ)らを抜き去ったが、タイムは26日のローマでの今季初戦と同じ9秒91。「悪くないが、もっといいタイムも出せたはず」と歯切れが悪かった。昨年はアキレス腱と腰のケガで8月でシーズンを切り上げた。今季は一回り、筋肉が増えた姿で登場してきたが「約9カ月も実戦を離れていたことを理解してほしい。本調子になるにはあと2、3レースが必要だ」と理解を求めた。

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2011年6月2日のニュース