メジャー初V&海外見据え…遼「0I」本格活用!

[ 2011年6月2日 06:00 ]

8番、ティーショット前、0番アイアンを手にフェアウェーを見つめる石川遼

日本ツアー選手権シティ杯宍戸

(6月2日)
 石川遼(19=パナソニック)がメジャー制覇に向け、0番アイアン(0I)を本格活用することを決めた。男子ゴルフの国内メジャー、日本ツアー選手権シティ杯宍戸は2日に茨城・宍戸CCで開幕する。ラフの深いメジャー仕様のコース攻略のため、石川は1日の練習ラウンドで3Wの代わりに0Iを多用。今後の海外メジャーでの戦いも見据えたクラブセッティングで自身初のメジャー制覇に挑む。

 前半のアウト9ホールを回った練習ラウンドで、石川はパー3をのぞく全ホールで0Iを手にした。1打目を1Wで打ったとしても、練習をかねて必ず0Iでも打った。

 メジャーの今大会は、100ミリ以上の長めのラフが待ち構える。「オーガスタにも共通する部分があって、フェアウエーからなら止まるけど、ちょっとでもラフだとグリーンに止まらない」。0Iのロフト角は16度で飛距離は260ヤード前後。今大会では石川はバッグから3Wを抜き、4、5、8、12番でのティーショットと6、15番のパー5の2打目で0Iを使う考え。先週の試合では多くても1ラウンド2回だった0Iの登場機会は6回まで増える。

 昨年7月のスコットランド・オープンで初投入した0Iだが、これだけ積極的に使用するのは初めて。今後の海外メジャーを見据えた動きでもあり「全米オープンや全英オープンで多用したいのでそろそろ試合で使うことに慣れる必要がある」と意図を明かした。0Iの出来は今大会の成績だけでなく、今後の海外での戦いをも占うことになる。

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2011年6月2日のニュース