肩の荷下りた放駒理事長「自分の任期の間は全うする」

[ 2011年6月2日 17:55 ]

記者会見中に、NHKが名古屋場所の中継を決めたことを知り、笑顔を見せる日本相撲協会の放駒理事長

 本場所再開が正式に決まり、放駒理事長(元大関魁傑)は肩の荷が下りたような表情も見せながら、記者会見に臨んだ。

  ×  ×  ×

 ―技量審査場所を振り返って。

 「滞りなく千秋楽を迎え、ファンからも充実した土俵だったと評価していただいた。成功だったと考えている」

 ―昨年は野球賭博問題で揺れた場所から再開。

 「昨年はああいう場所だったので、名古屋のファンも心配している方が多いと思う。正常の場所を開催できるのは主催者としても安堵している」

 ―自身の責任問題について。

 「どうすべきかいろいろ考えた。(八百長問題は)一段落ついたけれど、まだ公益財団法人認定とかいろんな問題を抱えている。自分の任期の間は全うすべきじゃないか、という結論に達した」

 ―八百長を再発させないためには。

 「力士がしっかりと自覚を持って、自分を見つめるということを根気よくやっていく以外ない」

 ―NHKも中継を再開する。

 「全国のファンの方に見ていただいており、なかなか現場に来られない人もたくさんいる。いい相撲を見せないといけない」

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2011年6月2日のニュース