ヒート先勝!レブロンは4年前の雪辱へ油断なし

[ 2011年6月2日 06:00 ]

<ヒート・マーベリクス>ゴールを狙うレブロン・ジェームズ(中央・6番)

NBAファイナル第1戦 ヒート92―84マーベリクス

(5月31日 マイアミ)
 5年ぶりのV奪還を目指すヒートが、地元マイアミでマーベリクスを92―84で下して先勝。24得点を挙げたレブロン・ジェームズ(26)は、4戦全敗で散ったキャバリアーズ時代(07年)を含め、通算5戦目でファイナル初勝利をマークした。06年ファイナルでヒートを4勝2敗で下したマ軍のこのカードの連勝は14でストップ。大黒柱のダーク・ノビツキー(32)は左手中指のじん帯を断裂するなど、第2戦以降に不安を残した。

 ヒートは第3Q序盤で8点を追う展開となったが、このクオーターの残り1分12秒にジェームズが3点シュートを決めて60―59。第4Qに入ると、06年ファイナルでMVPに輝いたウェイドにボッシュを加えた“3本の矢”が攻守両面でチームを引っ張った。フィールドゴール(FG)成功率はプレーオフで2番目に悪い38・8%だが、マ軍はさらに低い37・3%。絶え間なく掛け続けた圧力こそが勝因となった。

 「チーム一丸となってプレーして初戦をものにしたのは気持ちがいい。でも第2戦の準備が待っている」。07年ファイナルでスパーズにスイープで敗れてから4年。非難されてキャバリアーズを飛び出したジェームズにとって、心のやすらぎを得るのは優勝した時だけだろう。

 ▼マ軍ノビツキー 敵地では1勝できればいい。われわれはベテランぞろい。初戦で負けたからといって動揺はしていない。(27得点もFG成功は18本中7本。ボッシュと接触して指を負傷)

 ≪プレーオフのチーム・ワースト≫マ軍のFG成功率はプレーオフのチーム・ワースト。第1Qの両軍得点合計(33)はファイナル最少。ヒ軍はこのカードで今季2戦2敗。06年ファイナルで第3戦から4連勝して以来、14連敗を喫していた。

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2011年6月2日のニュース