坂本 7度目の世界一「ここから戦いが始まる」

[ 2010年9月9日 10:24 ]

 レスリングの世界選手権第3日は8日、モスクワで男女計3階級を行い、女子48キロ級で29歳の坂本日登美(自衛隊)が初優勝し、日本勢で今大会初の金メダルに輝いた。非五輪階級の51キロ級を含めると7度目の世界一。

 51キロ級で19歳の堀内優(日大)が銀メダルを獲得し、男子グレコローマンスタイル74キロ級の金久保武大(マイスポーツ)は5位だった。
 ベテランの坂本は準々決勝で2008年北京五輪金メダルのキャロル・ハイン(カナダ)に快勝し、決勝で欧州女王のラリサ・オオルジャク(ロシア)に2―1で逆転勝ちした。
 初出場の堀内は初戦の2回戦で昨年覇者のソフィア・マットソン(スウェーデン)を破った勢いで勝ち進んだが、決勝で昨年3位のオレクサンドラ・コフト(ウクライナ)に0―2で敗れた。

 ▼坂本日登美の話 (引退した)妹たちのサポートを受けての金メダル。自分一人では勝てなかった。五輪階級の本当のすごさを知った。48キロ級の外国勢はスピードと力がある。ロンドン五輪に向けて、ここから戦いが始まる。(共同)

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2010年9月9日のニュース