遼くんが認める後輩「アプローチでは石川さんに負けていない」

[ 2010年9月9日 08:43 ]

KBCオーガスタに出場し36位と健闘した東京・杉並学院高2年の浅地洋佑

 男子ゴルフの石川遼を輩出した東京・杉並学院高に将来が楽しみな逸材がいる。17歳のアマチュアで2年生の浅地洋佑のことだ。今季ツアー3試合目だった8月のVanaH杯KBCオーガスタでも過去2戦と同様に予選を突破し、通算11アンダーで36位。本人は「予選通過が目標だったのでうれしいが自信はあった」と冷静に受け止めた。

 3月の全国高校選手権春季大会覇者は、出場機会を得たプロの大会でも着実に実績を積み重ねている。昨季はツアーに2試合出場し、ともに決勝ラウンドに進出。今季も5月のダイヤモンド・カップでは第2日を終えて2位につけるなど健闘して9位。6月のミズノ・オープンよみうりクラシックはすべてのラウンドでアンダーパーをマークして24位に入った。
 テレビでタイガー・ウッズ(米国)を見てゴルフが好きになった。東京出身で6歳からクラブを握り始め、小学校時代から大会で活躍してきた。身長は160センチ台と小柄だが、ドライバーの平均飛距離は280ヤードを誇る。高校卒業後の目標はもちろんプロになることだ。
 得意クラブは「子どものころから遊んでいた」というサンドウエッジ。アイアンには自信を持っており「アプローチでは石川さんに負けていない」と持ち味を強調した。
 高校で2年先輩だった石川が「小学生の時から知っているが、彼はすごい選手」と認める実力者。数年後にはツアーで大きな存在感を示しているかもしれない。

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2010年9月9日のニュース