まさか…鈴木桂治 1回戦で一本負け「今まで何をやってきたんだ」

[ 2010年9月9日 11:14 ]

男子100キロ超級1回戦で、ポーランド選手(手前)に敗れた鈴木桂治

 東京で52年ぶりの開催となる柔道の世界選手権は9日、国立代々木競技場で開幕し、男子100キロ超級で復活を期したアテネ五輪金メダリストの鈴木桂治(国士舘大教)は1回戦でヤヌシュ・ウォイナロビッチ(ポーランド)に一本負けし、敗退が決まった。

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100キロ級 世界1位の穴井に雪辱の期待大

 初日は男女の重量級各2階級を実施。同100キロ級でエース格の穴井隆将(天理大職)や100キロ超級で全日本王者の高橋和彦(新日鉄)は順当に3回戦に進んだが、男子100キロ級の高木海帆(東海大)は2回戦で、女子78キロ級の岡村智美(コマツ)は1回戦で敗退した。
 日本での世界選手権開催は2003年の大阪大会以来7年ぶり。今大会は男女とも各階級2人(無差別級は4人)まで出場可能になり、111カ国・地域から史上最多規模の約850選手が参加し、男女各8階級を実施する。
 講道館柔道の創始者、嘉納治五郎氏の生誕150周年でもある節目の年に、日本勢は前回金メダルなしと惨敗した男子が巻き返しを期し、女子は全階級でメダル獲得を狙う。 

 ▼鈴木桂治の話 自分でも信じられない。今でも夢じゃないかと思う。相手の技とか体調の問題じゃない。今まで何をやってきたんだろう。

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2010年9月9日のニュース