貴乃花親方4番目に立候補届を提出「緊張しました」

[ 2010年1月29日 06:00 ]

理事選挙の立候補の届け出をし改めて決意を口にする貴乃花親方

 11人が立候補した理事選で、二所ノ関一門を離脱して初出馬した貴乃花親方(37=元横綱)は4番目に立候補届を提出した。この日は午前11時半すぎに国技館入り。午後1時6分に「お疲れさまでございます」と一礼し、会場となった応接室に足を踏み入れた。先に入室していた鏡山親方(51=元関脇・多賀竜)に順番を譲られたが、丁重に「いや、お先に」と先輩を立て、同9分に届け出を終えた。

 神妙な表情の貴乃花親方は「初体験なので非常に緊張しました」と感想を口にした。「2月1日の選挙に向けて、いま一度(支持する)7人で意思統一を固めていきたい。これからの道筋をしっかりと歩んでいきたい」と決意表明。勝算を問われると「現役時代、一番たりとも勝てると思って土俵に上がったことはない。そういった気持ちを忘れないようにしたいと思う」と話した。当確ラインは10票とみられ、二所一門を離脱した6人を加えても7票。さらに支持を増やすために投票日までは選挙活動を行う予定はないというが、表情には充実感がみなぎっているようだった。

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2010年1月29日のニュース