どうなる朝青龍…被害届なくても立件は可能

[ 2010年1月29日 06:00 ]

 暴行騒動を起こした朝青龍が、麻布警察署から事情聴取を受けるのは避けられない見通しとなった。今後の同署の動きについて、東京地検元公安部長の若狭勝弁護士は「これだけ大きな話題になっているのに警察が何もしないのは奇異に感じられる。市民感情としても許されない」と語った。

 新事実が明るみになったことで、今後は朝青龍の立件の可能性に注目が集まるが、若狭弁護士は「全治1カ月のケガだとすれば、傷害罪は強姦(ごうかん)罪のような申告罪ではないので被害届が出なくても立件できる。立件し被疑者として取り調べることもある」と話した。ただ、逮捕については「(朝青龍が)出頭しなければ別だが普通はない」と説明。また立件された場合は全治1カ月程度のケガだと略式起訴で50万円の罰金で収まるケースが多いという。しかし罰金でも前科がつくため、「最終的に被害者と朝青龍側が相談して示談にし、被害者が朝青龍を処罰しないでくれと検事に訴えて起訴猶予になるのではないか」と見解を語った。

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2010年1月29日のニュース