遼くん51位なんとか予選通過に「すごくホッ」

[ 2009年9月26日 06:00 ]

第2日、3番でグリーンの位置を確認する石川遼(中央)と大勢のギャラリー

 男子ゴルフツアー、パナソニックオープン第2日は25日、京都府城陽市の城陽カントリー倶楽部(7064ヤード、パー71)で行われた。ホストプロの石川遼(18=パナソニック)は3バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの72で回り、通算3オーバーの51位で予選を通過した。12番パー4の2打目がOBとなり痛恨のトリプルボギー。それでも直後にバーディーを奪うなど粘りを見せ、何とか決勝ラウンドへ進出した。66で回った丸山大輔(38=アイテック)が通算7アンダーで単独首位に立った。

 最終18番でパーパットを沈めた石川は、肩で大きく息を吐いた。耐えに耐えての予選突破。「ホストプロとして肩の荷が1つ下りたか?」と問われ、「1つどころじゃないです。18番横のテントを通った時、ナイスプレーじゃないのに、(VIPたちが)ナイスプレーと言いたいような顔で…。すごくホッとしました」と苦笑いを浮かべた。
 スコアを1つ伸ばして迎えた12番パー4。右ラフからの第2打はつま先上がりで「ボールがちょっと浮いていた」ため4Iでグリーンを狙ったが、左へ引っかけてOB区域へ打ち込んでしまった。クラブを振り下ろして怒りをあらわにしたミスショットで、トリプルボギー。4オーバーへ後退し、予選カットラインが頭をよぎったが、13番で「この日一番」のドライバーショットから2・5メートルにつけてバーディー。「1年前なら全部ボギーだった」という16番からのピンチの連続もすべてパーでしのぎ、昨年からの成長の跡を見せた。
 首位とは10打差だが、決勝ラウンドへ意欲は失っていない。「あす4アンダーで回り、通算アンダーにすれば、最終日を盛り上げられる」。大ギャラリーのためにも、ホストプロの意地を見せつける。

続きを表示

2009年9月26日のニュース