遼くん 笑顔で前日会見「招待状はぼくの宝物」

[ 2009年3月26日 06:00 ]

米男子ゴルフのアーノルド・パーマー招待を前に、公式記者会見をする石川遼

 26日に開幕する米男子ゴルフのアーノルド・パーマー招待の公式会見が25日、米フロリダ州オーランドのベイヒル・クラブ(7137ヤード、パー70)で行われ、石川遼は英語のあいさつの中で「招待を受け、出場できることを光栄に思っている。パーマーさんからの招待状はぼくの宝物」と大会に向けた気持ちを語った。

 前週のトランジションズ選手権では日本人最年少の予選通過を果たした。石川は「予選通過の難しさを実感しているが、同時に米ツアーの雰囲気にも慣れてきた」と英語で手応えを語った。

 ≪余裕と適度な緊張感≫石川遼は25日、公式記者会見を無事に終え、その表情からは余裕と適度な緊張感が読み取れた。「理想的な展開で(前日の)水曜を終わることができて安心している」という言葉には安堵の色がにじんだ。
 以前のものに大きく再修正したスイングは安定感を増した。「(悩んでいた)月曜日より、かなりいいところまできた。ほとんどのクラブでいい流れで打てた」。最終的な到達点はまだまだ遠いが、それでも不安はかなり解消したようだ。
 タイガー・ウッズ(米国)とも初めて同じ大会に出場するものの「いつか(同じレベルで)戦うという時になれば別だが、まだ意外と実感はわかない」と特別な気負いは感じられない。
 試合での一打一打では、スイングの悩みは忘れるつもりだ。「それは素振りで終わらせ、構えたら、このボールがあそこに行くということだけ考えて打ちたい」と持ち前の集中力で臨む。2週連続の予選通過を目標に「4日間、アンダーパーで上がりたい」と力強く話した。(共同)

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2009年3月26日のニュース