遼くん パーマーと初対面!“勝利ポーズ”も伝授

[ 2009年3月26日 06:00 ]

アーノルド・パーマーと対面し笑顔を見せる石川遼(左)

 石川遼(17=パナソニック)が伝説の名選手、アーノルド・パーマー(79)と初対面を果たした。25日、アーノルド・パーマー招待(26日開幕)の試合会場ベイヒル・クラブ&ロッジで招待を受けたお礼を述べ、“勝利のポーズ”も伝授された。スイング改造の過程で苦しんでいるが、24日の練習ラウンドでは今田竜二(32)や03年全米オープン覇者ジム・フューリク(38=米国)らとプレーし、2人から励まされた。

【Go!アスリート石川遼】

 メジャー通算7勝の“伝説”との対面は25日の練習前に実現した。石川は丸暗記の英語で感謝の気持ちを伝えたが、「英語もできるじゃないか。これはグッドラックのマークだよ」とパーマーブランドの傘マーク入りのピンバッジとボールマーカーをプレゼントされた。さらに、記念撮影ではパーマーにうながされ、2人そろって親指を立てる決めポーズ。「勝った時はこのポーズをするんだ。もっとたくさんできるようにしないとダメだよ」と激励された。

 石川は「優しい人というイメージがあったけど、それ以上に優しかった」と感激の面持ち。パーマーからは会見でも「若い頃のタイガー・ウッズのような選手と聞いている。若い世代の刺激になるし日本だけでなく世界でも活躍してもらいたい」と期待をかけられた。

 24日の練習ラウンドでは、スイング改造の“どん底”から抜け出した。23日は父・勝美氏から旧スイングに戻す指示を受け「どう打ったらいいか分からない」と話していたが、アドレスでのボールの位置を変更。「1個半分、右に置くようにした。それに合わせてアドレスをするだけで自然にちょっと右肩が上がる」。新スイングの極端な右肩下がりの構えが解消されてダウンブローでインパクトできるようになり、球筋が安定してきた。

 一緒に回った今田も安心した様子だった。「先週のスイングよりは全然いい。先週はもっと高めの球を打ってたけど、元の遼くんらしいスイングをしてたので良かった」。初めてプレーしたフューリクからは「もっと米国で経験を積むことがいい結果につながる」とアドバイスを送られた。「スイングは毎日違うけど何となくやるべきこと見えてきた気がする」。米ツアーの先輩たちに背中を押され、17歳は前向きな言葉を口にした。

続きを表示

2009年3月26日のニュース