決勝へ暗雲…広瀬主将動揺も「信じます」

[ 2009年2月6日 06:00 ]

 最近1カ月で2度の不祥事に、決勝を3日後に控えた東芝はショックに包まれた。この日は約2時間の練習を行ったが、代表して取材に応じたWTB広瀬主将は「ショックは大きい。動揺して体が動かなかった。彼を信じています」と言って頭を下げた。

 選手とスタッフ計53人は4日にクラブハウスに集められ、弁護士から大麻を使用しているか1人ずつ聞かれ、全員が否定したという。この日午前にロアマヌから禁止薬物が検出されたことが伝えられ、今後全員を対象に尿検査を実施することも伝えられた。
 イオンギ元選手の窃盗事件では青木ラグビー部部長が辞任、瀬川監督が今季終了まで謹慎。チームは不祥事を乗り越えてリーグ戦1位通過を果たしたが、和田監督代行は「お騒がせして深くおわび申し上げます。決勝で出場できるチャンスをいただき、ベストを尽くすだけ」と懸命に気持ちを切り替えていた。

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2009年2月6日のニュース