女子決勝は桜花―東京成徳/高校選抜バスケ

[ 2008年12月27日 17:32 ]

 バスケットボールの全国高校選抜優勝大会第5日は27日、女子準決勝と男子準々決勝を行い、28日の女子決勝には2連覇を狙う桜花学園(愛知)と24大会ぶりの優勝に挑む東京成徳大高(東京)が進み、ことしの全国高校総体と同じ顔合わせとなった。

 190センチの渡嘉敷を擁する桜花学園は山形商(山形)に84―59で快勝。間宮らセンター陣が好調な東京成徳大高は聖カタリナ女(愛媛)を86―72で退けた。
 男子は3大会ぶりの優勝を目指す福岡一(福岡)と八王子(東京)が勝ち上がり、28日の準決勝で対戦する。

 ≪2年生トリオが活躍≫2連覇にあと1勝に迫った桜花学園は、18得点した190センチの渡嘉敷を筆頭に水島が16点、岡本が11点と2年生トリオが調子を上げてきた。
 司令塔の岡本は内外に器用にパスをさばき、好機を演出。昨季の3冠を支えた佐藤(現アイシンAW)と比較され、重圧を感じた時期もあったが「自分が慌てればチームが崩れる」と試合を重ねながら成長してきた。
 決勝で対戦する東京成徳大高には高校総体の決勝で大逆転勝ちした。渡嘉敷は「あの時は奇跡と言われたが、実力だということを証明する」と勝利を誓った。

 ≪打倒桜花に燃える東京成徳≫U―18アジア選手権優勝メンバーの間宮、篠原の強力ツインタワーを擁する東京成徳大高が、高さの優位を存分に生かし、2年連続で決勝に駒を進めた。下坂監督は「リバウンドが拾え、先行できたのが大きかった」と余裕たっぷりに話した。
 主将の間宮が27得点8リバウンド、篠原が24得点16リバウンドと、ゴール下を完全に支配した。間宮は「わたしにマークが強く付けば、篠原が空く。184センチが2枚というゴール下は成徳の強み」という。外角のガード陣も能力の高い選手がそろっているだけに、優勝へ大きな弱点はない。
 決勝の相手は桜花学園。全国高校総体決勝で大逆転負けを喫した因縁の相手だ。男子チームとの練習回数を増やし、他校との練習試合でも桜花学園を想定してプレーするなど、対策は練ってきた。間宮は「チャレンジャー精神でぶつかる」と意気込んだ。

続きを表示

2008年12月27日のニュース