準決勝敗退の杉山は現役続行に意欲

[ 2008年9月6日 06:00 ]

 全米オープンテニス第11日は4日、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ女子ダブルス準決勝で第4シードの杉山愛(33)カタリナ・スレボトニク(27)組は、第10シードのリサ・レイモンド(35)サマンサ・ストーサー(24)組に5―7、1―6で敗れ、決勝進出を逃した。男子シングルス準々決勝では第2シードのロジャー・フェデラー(27)がジレ・ミュラー(25)にストレート勝ち。第3シードのノバク・ジョコビッチ(21)はアンディ・ロディック(25)を退け、4強が出そろった。(ニューヨーク・山口奈緒美通信員)

 今季の4大大会を終えた杉山は「久々に2週目に残れたのはよかった」と話したが、今季はすべて2回戦敗退だっただけに「タイトルが欲しかった」と悔やんだ。相手は昨季の全仏、ウィンブルドンの準決勝で破っているが、当時はともに第1シードだった強豪。第1セット、4―3とリードして迎えた第8ゲームを、トリプルブレークポイントを握りながら落としたのが痛かった。それでも「次の全豪に向け、高いシードがつくようにしたい」と現役続行に意欲を見せる。男子の錦織が今大会で活躍し「引退後の楽しみができた」と話したが、その引退後はまだ先になりそうだ。

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2008年9月6日のニュース