理事長の責任問題に発展か?8日に理事会

[ 2008年9月6日 21:20 ]

 日本相撲協会は6日、抜き打ちによる簡易尿検査で陽性反応を示したロシア出身の幕内露鵬(28)=大嶽部屋、十両白露山(26)=北の湖部屋=が専門の検査機関でも陽性反応が出たことを受け、北の湖理事長(元横綱)を除く執行部の4人の理事らが東京・両国国技館で対応を協議し、八日に緊急理事会と評議員会の開催を決めた。

 緊急理事会では、北の湖理事長の責任問題や両力士に対する処分などが話し合われる見込み。別の機関での検査を行う意向をあらためて示した理事長はこの日、姿を現さなかった。

 この日の協議には日本アンチ・ドーピング機構の専門委員で、再発防止検討委員会の大西祥平委員も参加。大西委員はこの日に判明した陽性反応はA検体だけであることを説明し「A、B両検体の結果が出れば、相撲協会は当然対応するでしょう」と話した。再発防止委の伊勢ノ海委員長(元関脇藤ノ川)も「B検体の結果がまだ保留。8日にはっきりさせたい」と述べた。
6六日午後には役員の親方以外で構成する臨時の「年寄総会」が両国国技館で開かれた。79人の親方による約1時間半の話し合いでは理事会の開催と、一連の騒動の説明を受けるために評議員会の招集を執行部に要求。これが受け入れられた。また一部の親方らからは、理事長の辞任を求める意見も出たが、決議などはしなかったという。

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2008年9月6日のニュース