警視庁が両力士への再聴取を検討

[ 2008年9月6日 14:00 ]

 大相撲の幕内露鵬(28)と十両白露山(26)の大麻陽性問題で6日、精密検査でも陽性だったことが明らかになり、警視庁は今後、両力士から再度事情を聴くことを検討し、任意で捜査を進めるとみられる。

 警視庁組織犯罪対策五課には、6日午前の段階では、日本相撲協会側から精密検査の結果は伝えられていないという。
 2日の簡易検査で、両力士が陽性反応を示したことを受け、警視庁は同日、任意で事情聴取。両力士は「やったことはない」と大麻使用を強く否定し、2日深夜から3日未明にかけて実施した所属部屋などの家宅捜索でも大麻所持を裏付ける押収物はなかった。
 大麻取締法に使用の罰則はなく、警視庁は関係者からの聴取など任意捜査を続けることを決定。捜査幹部は「簡易検査の精度が低いとは思っていない。精密検査の結果を注目している」と話していた。
 警視庁は、大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕した元幕内若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン容疑者(20)についても、両力士との関係を含め捜査を続ける方針。この事件で、露鵬から3日ごろに関係者として事情を聴く予定だった。

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2008年9月6日のニュース