上野が快投!ルネサス高崎が開幕12連勝

[ 2008年9月6日 18:23 ]

試合終了後、ファンに握手を求められるルネサス高崎の上野由岐子投手(右)

 北京五輪で中断していたソフトボール女子の日本リーグが6日、北海道石狩市スポーツ広場などで再開し、エースの上野が先発したルネサス高崎はシオノギ製薬に4―0で快勝し、開幕からの連勝を12に伸ばした。

 五輪で準決勝から2日間で3連投した上野は疲れも見せず、6回を9奪三振、3安打で無失点と好投し、今季12勝目(0敗)をマーク。五輪代表の三科が六回に貴重なソロ本塁打を放った。
 豊田自動織機は同じく五輪代表の狩野が3安打と活躍し、2―0で戸田中央総合病院に勝った。

 ≪上野人気で前売り券完売≫北海道石狩市スポーツ広場で行われた2試合では日本代表のエース上野由岐子投手(ルネサス高崎)らを一目見ようと、超満員となる約3000人の観衆が詰め掛けた。
 五輪の準決勝から3連投で413球を投げた上野投手はシオノギ製薬戦で先発し、6回無失点の好投で開幕12連勝に貢献した。大会実行委員会によると、6、7日の前売り券4000枚は8月下旬で既に完売。この日は早朝から当日券500枚を求める長蛇の列ができ、試合後は五輪選手のサイン会も実施された。
 上野投手は大盛況に「うれしさとびっくりの両方。ファンに圧倒された」と笑顔で話し、元日本代表主将でもあるルネサス高崎の宇津木麗華監督は「今までの努力が認められ、すごく感動している」と感慨を込めて話した。
 日本協会によると、今後のリーグ戦も各会場で前売り券がほぼ完売という。元米国代表エースで五輪復帰プロジェクトの国際連盟親善大使を務めるミッシェル・スミス投手(豊田自動織機)は「金メダル効果はやはり絶大。日米でソフトボール人気をもっと高め、五輪復帰へ勢いをつけていきたい」と話した。

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2008年9月6日のニュース