セルティクス 21年ぶりファイナル!

[ 2008年6月1日 06:00 ]

 NBAプレーオフ東地区決勝で、セルティクスが敵地デトロイトでピストンズを89―81で下し、通算4勝2敗で21年ぶりに東地区を制覇。ポール・ピアース(30)、ケビン・ガーネット(32)、レイ・アレン(32)の“ビッグ3”が計60得点をマークしてファイナル出場を決めた。ピ軍は3年連続の決勝敗退。セルティクスVSレイカーズというNBAの黄金カードとなった今季のファイナルは、5日(日本時間6日)にボストンで幕を開ける。

 第4Q序盤で10点をリードされたが、6分36秒に、この日27得点のピアースがレイアップとフリースローを成功させて75―74と逆転。敵地デトロイトのファンを沈黙させて勝利をもぎとった。

 「心臓が高鳴っているよ」とピアースはリバース監督に抱きついて歓喜。NBA13シーズン目で初のファイナル出場となったガーネットは「眠れない日々も、これで終わりだ」と胸をなで下ろした。ガーネット同様に移籍初年度で地区優勝に貢献したアレンはトロフィーを抱きしめて「最高の気分だ」と大興奮。年俸総額59億円のベテラン3人にとって初めて味わう勝利の美酒で、ロッカールームではお互いの健闘を称え合っていた。

 大舞台が待っている。相手はNBA草創期から宿敵だったレイカーズ。ラリー・バードとマジック・ジョンソンという2大スターが激突した21年前のファイナルでは2勝4敗で敗れており、その借りを返さなくてはならない。立ちはだかるのはシーズンMVPのブライアント。“三本の矢”の真の強さを試される時が間もなくやってくる。

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2008年6月1日のニュース