日本ハンド ロシア倒せば北京に行ける

[ 2008年6月1日 06:00 ]

アルジェリアゴールに襲い掛かる宮崎

 ハンドボールの北京五輪男子世界最終予選第2日は31日、クロアチアのザダルほかで行われ、3組の日本は第2戦でアルジェリアに38―27で快勝した。30日の初戦ではアテネ五輪優勝の地元クロアチアに22―37で敗れたが、通算成績を1勝1敗とした。最終予選は12チームを3組に分けて行い、各組上位2チームが五輪出場権を獲得。日本は五輪切符を懸けて最終日の1日に強豪ロシアと対戦する。

 日本がアルジェリアを破り、最終日のロシア戦に望みをつないだ。序盤、流れを引き寄せたのは先発に起用されたGK松村。相手シュートを次々に止め、チームを落ち着かせた。厳しくマークされたエース宮崎の代わりに高智、豊田らが得点を重ね、前半は20―14とリードした。
 前日のクロアチア戦は攻撃でミスを連発。酒巻監督は「自滅だった」と悔やんだが、この日は積極的なプレーが目立った。1月からの徹底的な筋力強化。大会前にはドイツなどで10日間にわたり強化試合を重ね「接触プレーに強くなった」と永島主将と自信を見せていた通り、後半は雑になった相手から9連続得点し、一気に押し切った。2勝しなければ見えない五輪切符。1日の最終戦で、アテネ五輪3位の強豪ロシアに挑む。

 ▼酒巻清治監督の話 きのうの敗戦からメンタル面でよく立ち直った。組織的なディフェンスができたのがよかった。ロシア戦はスピードを使って機動力で勝負するしかない。

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2008年6月1日のニュース