「無理、ギクシャクしてた」杉山組姿消す

[ 2008年6月1日 06:00 ]

試合中にタッチをかわす杉山(左)、スレボトニク組だったが…

 全仏オープンテニス第7日は31日、ローランギャロスで行われ、女子ダブルス2回戦で第2シードの杉山愛(32)カタリナ・スレボトニク(27)組はアシュリー・ハークルロード(23)ガリナ・ボスコボワ(24)組に6―4、4―6、6―2で敗れた。女子シングルス3回戦では第1シードのマリア・シャラポワ(21)がストレート勝ち。30日の同3回戦では第8シードのビーナス・ウィリアムズ(27)が第26シードのフラビア・ペンネッタ(26)に7―5、6―3で敗退。ウィリアムズ姉妹がそろって出場した4大大会で、ともに16強入りを逃したのは06年全豪以来となった。(パリ・山口奈緒美通信員)

 過去2年連続準優勝の杉山組が足をすくわれた。先月、4大大会に次ぐティアI大会で連続優勝。前日の1回戦では失ゲーム1の楽勝と好調だった。しかし、2回戦は相手ペアの強烈なストロークに劣勢。1―1の最終セットは2人そろってサービスゲームを落とし、万事休した。杉山は「クレーではぎくしゃくした感じだったので、芝で気持ちを切り替えたい」と視線をウィンブルドンに向けていた。

 ≪ショック隠せぬビーナス敗退≫妹のセリーナと同じ日にビーナスも姿を消した。「私たちの家族にとって、いい日ではなかったわ」。ペンネッタに徹底的にバックを突かれ、攻撃にいつもの爆発力がなかった。「彼女がすべてに素晴らしいプレーをした。第1セットを取られて動揺した」。淡々と話す様子が逆にショックを物語っていた。

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2008年6月1日のニュース