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流通経大、サッカー部の廃部「検討していない」部員が違法薬物使用疑い、監督責任問題の結論は今後

[ 2026年3月3日 17:25 ]

報道陣の質問に答える片山学長(撮影・島崎忠彦)
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 大学サッカー界の名門、流通経大サッカー部の複数の部員が寮で違法薬物を使用した疑いがあるとして、茨城県警に家宅捜索を受けていたことが3日に判明し、大学が千葉県内で緊急会見を開き謝罪した。

 片山直登学長は冒頭「この度、本学男子サッカー部に所属する学生5名が寮で違法薬物を使用した疑いがある事案が発生しました。速やかに警察署に相談し、当該学生への任意での事情聴取、令状における家宅捜索を含む捜査が行われる事態となっております」と報告。深々と頭を下げて「関係者の皆さまに対し、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 続けて「男子サッカー部につきましては現在、部活動を停止としております。また、(中野雄二)監督についても職務停止としております」と明かした。違法薬物の特定については、鈴木麻里子副学長が「(使用疑いのある該当)5名が大麻と認識して使用した、と発言しております」と説明。ただ「それが実際に大麻だったかは、警察と協力しておりますので確定的なことは申し上げることができません」とした。

 疑いのある5人は現在「寮の別室で自粛生活」を送っているという。サッカー部の廃部を考えているかとの質問に片山学長は「検討はしておりません」と強調。「非常に大きな進展があればという仮定の話。そのような大きな話になれば、またその時点での話になると思います」と話した。

 中野監督の責任問題については「現在、調査の対象と考えておりますので詳細を聞き取りして状況を確認しています。大学の規則に則って対処することを考えています」と説明。一方で「適切に対応していきたいが、現時点では結論に至っておりません」と現状を報告した。また「監督は大変申し訳ないという話を何度もしております」とも明かした。

 15日には第25回大学日韓定期戦が行われる。活動停止中の所属部員が全日本大学選抜に招集された場合については「(活動停止は)部としての認識としておりますので、一通りの捜査が終わって問題ないということであれば、他の組織から選抜された場合、その活動はOKと考えています」との考えを示した。

 大学によると、2月上旬に男子部人による違法薬物使用に関するうわさがあるとの情報が中野雄二監督に寄せられた。この段階では具体的な個人や事実の特定には至らず、中野監督からスタッフに情報提供され、一部スタッフが寮内の状況確認と観察を行った。同24日、特定の男子部員が違法薬物を使用している疑いがあるというより具体性のある情報がスタッフに入った。25日にスタッフミーティングを行い今後の対応を協議し、26日にヒアリングと簡易尿検査を実施。この検査の結果、一人に陽性反応が出た。またヒアリングを重ねる中で、複数の学生から使用を認める発言があり、現時点で5名が使用したと証言した。

 大学は27日に男子サッカー部の無期限活動休止、監督の当面の職務停止などの処分を決定。同日に県警に相談し、28日未明に男子サッカー部寮が家宅捜索を受けたという。

 流通経大サッカー部は1965年に創部。98年に中野雄二監督が就任して強化が始まった。全日本大学選手権優勝2度、関東大学リーグ1部優勝4度などの実績を誇り、日本代表MF守田英正(スポルティング)ら100人以上のJリーガーを輩出。昨年は同1部11位で2部に降格した。3月2日時点の部員数は249人。

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