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前代未聞の大混乱…“放棄試合”指示→マネ説得→モロッコPK失敗→延長決勝弾でセネガル2大会ぶり奪冠

[ 2026年1月19日 13:40 ]

アフリカ選手権決勝   セネガル 1―0(延長) モロッコ ( 2026年1月18日    モロッコ・ラバト )

優勝カップを掲げるマネ(10番)ら喜ぶセネガル代表(AP)
Photo By AP

 セネガルが大混乱となった決勝で地元モロッコを延長1―0で破り、2021年以来2大会ぶり2度目の優勝を飾った。

 セネガルは0―0で迎えた後半アディショナルタイムの47分、右CKをファーのDFセックがヘディングで合わせ、左ポストに当たったはね返りをFWのI・サールが押し込んだが、セックが相手を突き飛ばしていたと判定されてノーゴール。一方のモロッコは同50分、左CKの際にペナルティーエリア内でMFディアスが倒されたとアピールし、主審はVARでPKを与えた。

 セネガル陣営は激怒し、両軍が小競り合いや口論を繰り広げた末、ティアウ監督は選手たちにピッチから引き揚げるように指示。大ブーイングの中、数名の選手はロッカールームへ引き揚げ、怒ったセネガルサポーターがピッチへ乱入し、いすを投げ込み、記者席でも小競り合いが発生する騒ぎとなった。

 しかし、セネガルのFWマネが試合続行を主張し、ロッカーまで戻って選手たちを説得。試合は約18分間の中断後に再開された。モロッコは決まれば優勝というPKをディアスが担当したが、GKのE・メンディが仕掛けたフェイントに中央へ弱いボールを蹴ってしまい、難なくキャッチされて失敗。突入した延長では前半4分、マネのパスカットからのカウンターでMFのP・ゲイが均衡を破るゴール。雨が降り出す中でセネガルがそのまま逃げ切ったが、地元ファンが大半を占めた6万9500人収容のスタジアムからはあっという間に観客がいなくなった。

 P・ゲイは試合後、「マネが戻ってこいと指示してくれて勢いを取り戻せた」と、リバプールなどで活躍した33歳のベテランに感謝。E・メンディは「いろいろなことが起きたが、重要なのはサッカーで勝ったことだ」と語った。混乱は試合後も続き、記者会見は“ボイコット”を指示したティアウ監督にモロッコの記者団が罵声を浴びせたため中止に。その後はモロッコとセネガルの記者間で口論が続いた。ティアウ監督には処分が科される可能性が高く、モロッコのレグラギ監督は「我々はアフリカ のサッカーに恥ずべきイメージを与えてしまった」と嘆いた。

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