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鹿島DF植田が男泣き「やっと“ただいま”と言える瞬間」 鬼木監督も「説得力が違う」と称えた向上心

[ 2025年12月7日 07:00 ]

明治安田J1最終節   鹿島2ー1横浜M ( 2025年12月6日    メルスタ )

<鹿島・横浜M>優勝を果たし、鈴木(左)と抱き合う鹿島の植田(撮影・木村 揚輔)
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 鹿島が9年ぶり9度目のJ1制覇を決めた。最終ラインで堅守を支えたDF植田直通は男泣き。「これだけ鹿島に関わる方々を待たせてしまった。自分が帰ってきた意味はここ(優勝)にあったと思う。やっと“ただいま”と言える瞬間だった」と万感を込めた。

 23年に欧州から復帰後、2年連続で全試合に出場した。だがチームはいずれも5位と優勝争いに加われなかった。「これだけ試合に出ていてタイトルを獲ることができなかったのは、やっぱり自分の責任。自分の成長が絶対に必要だと思っていた」と自分自身に向き合った。

 今季、その変化を象徴するのが居残りのパス練習だった。技術を重視する鬼木監督の下、毎日のように「止める、蹴る」を繰り返した。対人と空中戦に優れたセンターバックにとって「自分になかったもの」という要素。10月に31歳を迎えた元日本代表は「やっとサッカーを勉強し始めたかな」と明かす。「アプローチしていく中で、いろんなものが見えるようになり、成長を自分も少し感じている。取り組んで分かったのは、技術面がうまくなるというより、自分に自信を付けさせることが大事なんだなと。そういったことに気付けたことが、今年一年ですごく良かった」。鬼木監督もシーズン途中に「明らかにうまくなっている。ああいう年齢の選手が成長してくれるのは説得力が違う」と目を細めていた。

 J1優勝チームのフィールド選手で、全試合フル出場したのは史上7人目。警告は一枚もなかった。「若かった頃の自分たちのように、タイトルを欲していく気持ちが一番大事。その気持ちが来年にも生きてくる」。前回16年の優勝を知る一人として、常勝軍団のバトンをつないだ。

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